あたしのハートはキミのもの

そんなに顔が真っ赤になるぐらい、浩ちゃんはあたしのことを好きなの？



信じられない。



思わず浩ちゃんの顔をジィと見つめた。


あたしの視線に気づいた浩ちゃん。


「そんなにジィって見るなよな、襲うぞ」



「えっ!?」



思わず身構えると、浩ちゃんは冗談だよ意地悪な笑みをこぼした。



またからかわれた。そう思ったけど、不思議と嫌じゃなかった。



「なぁ、奈津」


「なに？」


「俺のこと…嫌いじゃないんだよな？」


まぁ、確かに。嫌いじゃない。と思ってる。


少なくとも、今は。そう思うよ。