最悪!!最悪!!最悪だよ!!
あんな奴と付き合ってたなんて!!
うぅ…本当に最悪だよ!!
心の中で何度も繰り返し叫びながら土曜日で賑わう街を行く宛もなくさまよい歩いた。
顔はもうすでに涙でグチャグチャで、泣きたくないって思ってるのに
あんな奴の為に流す涙なんてもったいないって思ってるのに
「うぅ…バカぁ…」
ズズッと鼻水啜りながら冷たい夜風を頬に受けた。
女子高生になって1ヶ月も経ってないのにもう失恋するなんてー…。
うぅー…なんであんな奴好きになったんだろう?
自分の馬鹿さに嫌気が差した。
男なんて大嫌い。
もう、恋なんてするもんか!!
心の中で叫んだ。


