「ちょっ…ちょっと待って!!」
その感じたことのない体が熱くなるような感覚に慌てて浩ちゃんを突き放した。
その行為が意外だったのか、なに?と眉を潜める浩ちゃん。
「ちょっ…待って。それ以上は、無理」
「なんで?」
「なんでって…そんなの…聞かないでよね!!」
はだけた服を整えて、動きを止めた浩ちゃんからスルリと抜け出し立ち上がり背を向けた。
「とにかく…無理だから」
もう一度、念を押すように言った。
「お前…もしかして…処女?」
「なっ…!?」
浩ちゃんの言葉に顔を真っ赤にして焦るあたし。
「そっかぁーお前、まだ処女だったんだぁー」
恥ずかしい言葉を楽しそうに何度も繰り返す浩ちゃん。
最悪だぁ…ヤッパリこいつに一瞬でも心を開いたのが間違いだったんだ!!


