“慰めてやろうか?” そう言ってニヤリと笑う浩ちゃんから視線をそらすことができない。 「冗談でしょう…?」 「そんな風に見える?」 見えなかった…。だって…違ったから…。いつも冗談ばっか言ってあたしをからかってばかりいる浩ちゃんの瞳が真剣だったから… 「うぅん…」 首を小さく横に振った。 「だろう?」 浩ちゃんの細く長い指が顎をクイッと上げた。 月明かりに照らされた浩ちゃんの顔。キレイ…と心で呟いた瞬間チュッとリップ音を上げて唇が重なった。