あたしのハートはキミのもの


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ハァ…と吐いた、ため息が夜空に白く浮かぶのをボーっと眺めた。



誰もいない公園にキィ…コ…キィ…コ…と寂しくブランコの音が響いてる。




また…ここに来ちゃったな…。


小さい頃によく遊んだ公園。


あの頃は出来たばかりで綺麗だったのにな…今はアチコチ錆び付いてる。



「なんかあたしの心みたい…」



ボロボロで今にも壊れそうだよ。



街灯の灯りに照らされる錆び付いたブランコの鎖を眺めながらブランコを揺らした。