この日の夜。自分の部屋でのんびりしていたらケータイの着信音が鳴り響いた。
液晶画面には、由紀の名前。
急いでボタンを押した。
「もしもし。どうしたの?」
本当は、「石崎くんから何か言われた?」って聞きたかったけど。そこは焦っちゃ駄目だとガマンした。
すると、受話器越しに由紀の啜り泣く声が聞こえてきた。
「えっ?由紀?どうしたの?泣いてるの?」
まさか、石崎くんと上手くいかなかったの?
「なつ…あのね…」
「うん。なに?」
「あのね、いしざきくんから、つきあってくれって。すきだって、いわれたようぉ…!」
言葉に詰まりながら言った由紀。よかったねって言ってるうちに、いつのまにか、もらい泣き。
2人で1時間近く泣いていた。翌日の朝、泣きすぎて瞼が真っ赤に腫れたあたしを見て浩ちゃんが「どうした?その目」と心配そうに聞いてきた。
あたしは、友情の証だよとVサイン。
意味わかんねぇ、教えろよとしつこく聞いてくる浩ちゃんに、秘密だよアカンベーした。
液晶画面には、由紀の名前。
急いでボタンを押した。
「もしもし。どうしたの?」
本当は、「石崎くんから何か言われた?」って聞きたかったけど。そこは焦っちゃ駄目だとガマンした。
すると、受話器越しに由紀の啜り泣く声が聞こえてきた。
「えっ?由紀?どうしたの?泣いてるの?」
まさか、石崎くんと上手くいかなかったの?
「なつ…あのね…」
「うん。なに?」
「あのね、いしざきくんから、つきあってくれって。すきだって、いわれたようぉ…!」
言葉に詰まりながら言った由紀。よかったねって言ってるうちに、いつのまにか、もらい泣き。
2人で1時間近く泣いていた。翌日の朝、泣きすぎて瞼が真っ赤に腫れたあたしを見て浩ちゃんが「どうした?その目」と心配そうに聞いてきた。
あたしは、友情の証だよとVサイン。
意味わかんねぇ、教えろよとしつこく聞いてくる浩ちゃんに、秘密だよアカンベーした。