だけど…。


浩ちゃんの手が下に伸びてスカートの中から太ももの内側に触れ時


「ヤッ!」



あたしは気づいたら浩ちゃんから離れようとしていた。



それがどんな気持ちかは自分でも分からない。


けど、全く怖くないなんて…そんな事は言えなかった。


正直言うと怖かった。

どうしようと思った。


だけど…だけどね…。

「奈津…俺を信じて…俺だけを見て…俺だけを好きでいて…」


浩ちゃんを好きな気持ちは、いつの間にか恐怖心を消していたんだ。