電気を消した薄暗い部屋の中。
ゆっくりと脱がされていく服、露わにされた肌に触れる浩ちゃんの指。
「好きだよ…」と耳元で囁かれ、ブラのフォックが外された時、喉の奥でゴクリと唾を飲み込んだ。
何もかも初めて。
胸を浩ちゃんの手のひらが包み触れた時
「あっぁーん…」
自分でも聞いたことがない恥ずかしい声が漏れてあたしは口元を両手で塞いだ。
けど…
「声…聞かせて…。もっと、奈津が知りたい。奈津の声がききたい…」
そう囁く浩ちゃんにどかされた両手。
胸元に埋められた浩ちゃんの顔。
あたしはただ瞼を閉じて浩ちゃんに身を委ね、甘い声を出して身を捩る。


