あたしのハートはキミのもの


数分後、ようやく着いた遊園地。


休日だけに多くの人で賑わっていた。


「うわっ!なんかメッチャ楽しそうじゃん!!」



まるで子供みたいにハシャギ始めた浩ちゃん。



あたしの手を握ると、サッサとチケットを買って何に乗るかと瞳をキラキラさせた。



「よし、行くぞ」



半ば強引に連れて行かれたのはカナリ怖いと噂のジェットコースター。



実は絶叫系が苦手なあたし。


「絶対イヤ!!」


断固拒否を決め込んだけど


「いいじゃん!!俺はあれに乗りたいんだ!!」


強引な浩ちゃんに負けて乗るハメになってしまった…。