クラスわけの結果、私が向かうのは1年5組、椿が向かうのは8組になった。


椿との別れを惜しみつつ各教室に入った。


そこにはもちろん見たことのない顔ばかり。

ここでやっていけるかなぁ…

そんなとき後ろから肩をたたかれた。

振り返るとそこには同じクラスになったのであろう明るい女の子がいた。



「市木華恋ちゃんだよね??あたし岡井恵令奈ってゆうんだ♪よろしくね!」


そう言って見せた笑顔は夏がよく似合うキラキラしたものだった。


「よろしくね。えっと…岡井さん」


私もそれに答えてそう言った。

「岡井さん??恵令奈でいいよーッ!あたしも華恋って呼んでいい?★」