『今日くらい
一緒に帰りなさい!!』


なんで飛鳥が
お母さん口調なの?!


『そんな〜。
でも飛鳥がそういうなら
しょうがないから凪と
一緒に今日は帰る。』


これでよかったのかな?

実のことを言うと
すごく恥ずかしいんです。
だから………。

凪となんて帰れない。
胸の高鳴りが速くなっちゃう。

凪とは帰ってみたいけど…。
やっぱり恥ずかしいよ。
しかも、緊張して
なにも話せなくなりそう。


『それじゃあ、放課後
校門の前で待ってるからな。』


『なにそれ〜?
クラス一緒なのに?』


飛鳥!!………それは、
言っちゃいけないでしょ。

凪も凪でちょっと
恥ずかしいのかもしれないしさ…


『あぁ!!
ナイス飛鳥ちゃん。
俺、テンション上がり
過ぎちゃって七海と一緒の
クラスのこと忘れてた。』


『ひどっ。』


やべ。
声に出ちゃったかな…。


『七海ゴメン。
許して?』


『別にいいけど。』


やばいって。
そんな顔で私を見ないで。
なんか気絶しそうになるよ。