「翔ちゃんと付き合う予定?あんたの理想でしょ!あんたたちなんかに、翔ちゃんの気持ちなんてわからない。どうせ翔ちゃんが『スポーツすれば完璧なのに』とか思ってるんでしょ?」
「そ…それは当たり前じゃない!日比野鈴那こそ分かってないんじゃない?」

「私は翔ちゃんを知ってる。あなたたちが知ってる翔ちゃんは、外見だけに過ぎない。翔ちゃんが好きならもっと中身見なよ!苦しんでる翔ちゃんをわかってあげなよ!それが無理なら翔ちゃんに近づかないで!」

3年の顔が歪んだ。
「…い…いこ!」