言えない秘密~ヤクザが愛する女~




「嘘じゃないわよ。だから、私は妊娠もしていない!」


でも、こんな風に言ったら、私はどうなるんだろう・・・。


本当に殺されちゃうの?


思わず生つばを飲み込みながら、ずっとその男を睨んでいた時だった。


「じゃあ、この女は始末しましょうぜ」


別の男が淡々と言い放つ。


え~!!


やっぱり、そうなる?


どうしよう・・・。


逃げるか?


でも、入り口は1つしかない上に、ここには男5人。


走れば逃げ切れるかな・・・。


そんな思いを巡らせていた時だった。


「始末されるのは、お前たちだろ?」


何と、勇人がやって来たのだった。