「でも、そのせいでオレが報復するかもとか、考えなかったのかよ」


「それは出来ないと、向こうが確信したんだろ?彼女は一般人だし、だいたい他の組も巻き込んでの争いに発展しかねないからな」



親父はそう言いながら、オレを見つめた。


くそ~。


そんな事まで、計算されてたのか。


確かに、No.1の座を守る事が、オレの仕事なんだけど…。


「で?親父と実和は?」