「明日、先輩の病院へ行かなきゃ…」 「そうだな。オレも行くよ」 「勇人も?いいよ。今回は私のせいだし」 そう言うと、勇人は少しためらう様に私を見た。 「いや、多分、オレのせい」 「勇人の?何で?」 勇人と関係があるの? 「まさか、元不良時代の?」 すると勇人は、車を脇道へと停めた。 「美優、オレ、お前に隠してた事があるんだ」