言えない秘密~ヤクザが愛する女~




「は、勇人?」


ダメ~!


もう、体が熱いくらいに、心臓がドキドキしている。


「美優…」


勇人の吐息が耳にかかり、もう訳が分からないくらいに緊張してきた。


「勇人…。もう、ダメだよ…」


「何が?」


緊張して震える声で、やっとそう言ったのに、勇人はあっさりと聞き返してきた。


「だって…。恥ずかしいよ。離れて…」


もう本当に、ダメ。