「美優…」 うわ~。 そんなに真剣に見つめないで…。 恥ずかしくて、まともに目を合わせられない。 「あっ!ここ、景色いいんだね」 いたたまれなくなって、思わず立ち上がり、窓の方へ行った。 35階にあるこの部屋からは、街の夜景が見下ろせる。 なんて、ロマンチックなんだろう…。 ドキドキを静めようと景色に目をやっていた時、勇人が後ろから抱きしめてきた。