「はぁはぁ…はぁ…」
冬彦は病室の前で荒い息をつきながら立っていた。
「はぁ…はぁ…冬…彦…だい…じょぶか…?」
透も今にも倒れそうな顔をして冬彦に聴いていた。
しかし、それ以上に冬彦は辛そうだった。
彼は肩で大きく息をして、髪からは滴を垂らし、顔をシワでくしゃくしゃにし、手で痛む胸を押さえて、立っているのでさえやっとといった感じだった。
だが、彼の目だけは、夏美の病室をしっかりと捉えていた。
…く、苦しい…でも…この…ドアの向こうで夏美は…夏美は、もっと苦しんでるんだ!だから…行かなきゃ!僕が行かなきゃ!
冬彦はそう思いながらドアまでふらふらと歩み寄り、取っ手に手を伸ばした。
冬彦は病室の前で荒い息をつきながら立っていた。
「はぁ…はぁ…冬…彦…だい…じょぶか…?」
透も今にも倒れそうな顔をして冬彦に聴いていた。
しかし、それ以上に冬彦は辛そうだった。
彼は肩で大きく息をして、髪からは滴を垂らし、顔をシワでくしゃくしゃにし、手で痛む胸を押さえて、立っているのでさえやっとといった感じだった。
だが、彼の目だけは、夏美の病室をしっかりと捉えていた。
…く、苦しい…でも…この…ドアの向こうで夏美は…夏美は、もっと苦しんでるんだ!だから…行かなきゃ!僕が行かなきゃ!
冬彦はそう思いながらドアまでふらふらと歩み寄り、取っ手に手を伸ばした。


