「キカイ」の子

教室に入った冬彦は真っ先に透の姿を探した。











しかし、透の席には誰も座っていなかった。








……透…









冬彦は落胆しながら、透の机の横を通りすぎて、後ろを気にしながら席に着いた。












それから数分が経ち、透が現れないまま、朝のホームルームの開始を告げるチャイムが、無情に鳴り響いた。








………透…







冬彦は曇った表情で後ろにある透の席を見ていた。