好きかも



「あれ?」

誰に言えばいいんだー!
細山に聞いとけば良かったっ、


「ま、いっか」と、私は職員室の入口に1番近かった先生に訪ねた。


「あの、先生!」

「んー?どうしたー?」

「生徒会ってどうしたら入れますか?」

「あっ、藤咲先生かしら、

藤咲せんせーい!
生徒会入会希望の子が
来てますよ−!
ふじさきせんせーい!」



ばっかおまえ←
そんな大声でゆわなくてもよくない?職員室中の先生が振り向いちゃってるじゃんかっ!

「藤咲先生いま生徒会室ですよ」

「あら〜、
ごめんね、今居ないみたい」

しかも居ないのかよ!



大きなタイムロスだ。
どうしよう、どうする?




あ!生徒会室に行けばいいのか。



そう思うや否や、私は走った。
全速力で走った。




きっと私みたいに『ビビッと』来ちゃった人が、生徒会に入ろうとするに違いない。