真理亜…

いつも、どうして我慢するんだよ

一人で抱え込むんだよ

俺は何のためにいると思ってんだよ!!!!

どうして…どうして――――

こみあげてくる涙を乱暴に拭って俺は八つ当たりに部屋のベットを蹴った

そして、真理亜が生前に書いた手紙を読みなおした

真理亜特有の綺麗に整った字を何度も読み直す


―――光輝へ

あたしを支えてくれてありがとう

みんな、隠してるけど、あたしの記憶はもう持たないと思うから

あたしは光輝との想い出をなくしたくないから

先に逝くね

何十年もして光輝が立派なおじいちゃんになったらあたしがお迎えに行くから

光輝の楽しい笑顔は永遠にあたしの想い出に残ることができて嬉しい。

じゃあね、何十年後かに会おうね?

貴方の幸せを願って――――先にお休み。 真理亜

P.S チョコレート、バレンタインだもん義理でごめんね。あたし、お料理苦手だから(ワラ)

愛してる。