「………おはっよう……っ!」



「………はよー…。」



朝になって、わたしは顔を合わせた弟の夜兎に朝のあいさつ。



まずは、家族で練習しとくの……っ。



「夜っ!いい天気ねっ!」



「…………ちょー雨降ってる。」



どしゃ降りなのに……わたしはどうも舞あがってしまってるようで………。



「わたし、今日おかしくない!?」



それはもちろん、寝癖ないっ?とか…そういう意味で………。



「…………すげーおかしいよ。しろうさ。」



可愛い弟はさすがに怪訝な顔をしていたんですが………



「ありがとうっ!!じゃっ!わたしがんばるからね………!!」



「…………。」



わたしには…なぁんにもちゃんと聞こえてなかったり…………。



意気込んで学校へと向かいました…………。












「…………ハル、しろうさ変だよ。…………ナニ複雑な顔してんの?」



「………………お父さんだ。」



「………夜くん、そっとしておいてあげて……?」



「……??………ふぅん?」



「……………うさ………。」










残された家族はこんな会話をしてたこと



何にもまともに聞けないわたしには知るよしもありません………………。









「どっ、どしゃ降り…………!!?」





今、覚醒していたり……………。