「………なんだよっ?ちょっとからかっただけじゃねーか……っ。」



「…………つまんねぇんだよ………。」



「………っ!?」



からかっていた人達は月城くんの迫力に負けて……すごすごといなくなった。



た…助けてくれたの……………?



「………つ、月城くん………」



思わず、見上げると…………



ふいっと視線をそらした月城くんは



「……藤間も少しは怒れ……っ。彼氏とのこと………こんなふうに書かれて、嫌じゃないのか……!?」



「……!?えっ!!?………かっ、彼氏っ!!?」



月城くんのその言葉にぎょっとした。



待ってよ………!?



もしかして……っ、みんなパパとわたしを本気で恋人と思って騒いでるの………!?



な……に…それぇ~~っ!!?



月城くんに迷惑かけて……みんなにはありえない誤解をされ……………



神様…………わたし、何か悪いことしましたか……………?



「…………藤間…?」



あまりのことにうちひしがれるわたし……。



呆然もいいとこで…………。
月城くんに声をかけられても返事も出来ない。



そんなわたしに変わって口を開いたのは、







「…………てか、ハル兄が白羽の彼氏とかありえないし。」



「「「…………!?」」」



ハル兄大好き!みかりんだった………。