わたし、周りがパパとわたしを恋人どうしに見てるなんて……… この時は本当に、何も気にしてなかった。 でも…………… 「………咲ちゃん……!!あれ………っ」 「……………藤間……………?」 誰もが…………わたし達をそんなふうに見ていたなんて…………思いもしない……………………。 「夜とママにおみやげ買って帰るか?」 「じゃあね、ママの好きなマカロン~!」 わたしはまだまだ暢気に、パパの腕にくっついてた。