―――咲夜の日記



〇月×日



初めて………藤間と約束をして、逢った。


約束した時間より、ずっと早くに彼女は来てくれた。


可愛い…はにかむような笑顔が俺に向けられた。


前に、彼女をよく知ったら……この気持ちはどうなるんだろう…と考えていたけど………


知れば知るほど、好きになっていくばかりだった。


素直で恥ずかしがりやで……ただただ可愛い女の子だった。


あの、透き通った黒い瞳に見つめられて…………堪らない気持ちになった。



君に……俺の思いを知って欲しいと…思ってしまった。


こんなにも………君が好きで堪らなくなってた。






君が好きです。



澄んだその瞳が……本当に、俺の心を見透かしてくれたら………いいのに……………。