「…………あ…の、………藤間………」



「………??」



きょとんとしている彼女に対して……俺の心臓はヤバイくらいにバクバクだった。



どうなるんだろう……………?



この気持ちを伝えてしまったら…………



でも………!



抑えきれないくらい、君が……………!




「……………藤間のことが……………っ」



「………月城くん…………?」



後…………一言……………!!








――――ガラッ!!



「「………!!?」」




「咲ちゃ~んっ!!早く来たから来ちゃったーー……て、………あら……??」








…………………………………………。








くそやろう…………………!!!









「…………あら~…俺ってば…………お邪魔しちゃった……?」



「………!!………わ…っ、わたし……!あのっ……教室に戻ります~~っ!!」



「…………と、藤間……っ!?」








そうして彼女は………赤い顔で…まさに脱兎の如く、逃げ去ってしまった……………。










「…………え~…と、咲ちゃん………?」



「…………殺していいか…………?…………くそタラシ………。」



「…………!!?」










恨むぞ…………茜……………!!!










とりあえず……今日、こいつは俺のパシリに決定だ。