「な…、何…?ママ…」


動揺を隠しつつチラリとママを見る。


「……白ちゃん。最近好きな子でも出来た??」


「………!!?」


はい!!
超ストレート……っ!!


「なっ、なっ、なっ……なんでっ!!?」


慌てふためくわたしにママはキョトンとして


「いつも上の空だし、時々ため息ついてるし……。かと思えばニヤニヤしてるし。私は白ちゃんのママだし」


「………っ!!」


つまりは……ママはなんでもお見通しと言う訳で……。(最後のセリフはそう言いたいんだと思う)


「……パパには言ってないよ?」


「………!それは絶対ダメ…っ」


慌てたわたしは思わずママに飛び付いた。


「言ってないってば……言えないし…?」


―――ひぃ……ッ!!


じんわりママの言葉に血の気が引いていくのを感じた………。