日記を閉じるとにんまり口が緩む。


プリントを忘れた自分バンザイっ!


いつも落ち込みしか与えてくれないドジが…初めて幸せを運ぶとは……!


何があるかわからないもんだ~!


顔が見れるどころか目があうなんて……!!


みかりんに言ったらそれくらいで…って呆れられそうだけど。


今のわたしには十分過ぎるくらいの幸せだ!



『白ちゃーん!ごはんだよー…』


―――!


階下から聞こえてきたママの声に、
はぁい!と返事をしてウキウキ気分で部屋を後にした。