【side咲夜】
緊張して落ち着かない…………デートの日。
日曜日のざわめく公園。
待ち合わせの時間よりかなり早めに着いたのに
「………ぅわ~…お人形さんみたい………!」
「綺麗すぎてなんか………声もかけらんねーよなぁ……」
周りの視線を一身に集めて、
白羽はすでに………待っててくれた………………。
「…………っ」
してる格好のせいなのか…………
そこにいる彼女はまるで真っ白な子うさぎみたいで……………。
可愛くて可愛くて………見とれるなってほうが無理だと思った。
そんな可愛い姿も
もしかして…………俺の為……?
「……………白羽。」
そっと声をかければ
「…………!……………咲夜くん……!」
…………君は満面の笑顔で振り返った。
俺も迷うこと無く
可愛い君に笑顔を向けた。


