次の日は土曜日で学校はお休み。



わたしは遊びに来ている美華に



「…………どっ、どうしたらいいのっ!?

どうすればいいのっ!?

みかり~~んっ!!」




…………必死な顔で、すがりついています。



そんなわたしに美華は呆れた視線を向けて



「白ちゃん………ホテル行こう?…って言われたわけじゃないんだからー」



「…………ホ……っ!!?」



美華の明け透けな言葉にビシッ!と真っ赤になって固まってわたしはやっと大人しくなりました…………。



美華は大げさに、はぁ~~と長いため息をついた。



「…………それでぇ?
何が心配なのよ?

服?髪型?必要ないでしょうけど、なんならメイクだってしてあげるわよ~?」



そんな頼りになる親友にわたしは胸の前で指を組みあわせてうるうると見上げた。



「…………わたし…っ、わたし…っ!

………ちゃんと歩けると思う………っ!!?」



……………………………………………。










「……………何そのデートの超初歩どころか………人としての基本みたいなの…………。」



さっきよりもさらに呆れた遠い目をしてそんなことを言われたけれど…………



わたしは至って本気なんです…………。