神様………白羽は幸せです…………。



ぼ~…と夢の世界にいたら……授業なんてあっという間に終わってました。



授業中、何回か先生に注意されたような気がするけど………覚えてません………。



…………そして、ハッと気づけば放課後でした。



「白ちゃんマジでぼ~とし過ぎ………。」



「………!」



そんなあんまりなわたしを美華が呆れた半目で見ていた………。



「………だ…、だって……っ。その……夢見てるみたいなんだもん…………。」



わたしは赤くなりながらしどろもどろに言い訳をした。



美華はそんなわたしをじっと見て………



「…………可愛いっっ!!………初恋の初彼なんだもんねぇ……。おめでと!白羽……」



「~~~っ!……みかりん………ありがと……。」



わたしをぎゅっと抱き締めて、そんなことを言ってくれる美華にじんわり涙腺がゆるんでしまう。