暗くて鉄臭い場所に1人の青年が佇んでいた。

青年の手にあるのは血染めの包丁。表情は暗くて見えないが、口先だけは笑っているのが見える。

そして、彼の足下にあるのは


あかく

血で染まった

青年と瓜二つの

生首



身体


身体には何度も刺し、切り裂いた痕があり、服に至ってはもう原形を留めていなかった。
所々からは内臓までもが出ている。

生首は転がっているために汚れてはいるが、外傷全くなく、綺麗なままで、蝋人形のようだった。




END