小さな僕



短くなった鉛筆を使うのが、少しだけ恥ずかしくなってきたある日。


お母さんは元気のない顔で、「久しぶりにおでかけしようか」と言ってきた。


ずっとおうちに居たから、凄く嬉しかった。


僕は元気よく「うんっ」と返事したんだ。