その男は携帯を閉じて、私を見る。 「とりあえず、こっち来い!」 「えっ…!?でも…」 まだ、人々の叫び声や 銃声の音がする。 「いいから!ぐずぐずするな!」 「…はい!!」 「よし!行くぞ!!」 私は気になりながらも 素直に従うことにした。 男は私の手を取り、 外まで誘導してくれた。 「はぁっ、はぁ。 …ここまで来れば大丈夫だろう。」 「はぁ、はぁ。…あ、あの!」