ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

向かったのはバイト先のコンビニ。

外から忙しそうに働く結平が見える。

今すぐ結平と話したい気持ちを抑え、その場に座り、待つことにした。

その間にお母さんの話を整理しようとしたが、混乱してなかなか結論にたどり着かない。

それから何分経っただろうか、結平がコンビニから出てきた。


「結…っ」


名前を呼ぶのを止める。


「…なんであっちに行くんだろ?」


いつもならこっちの方向へ帰るはずなのに、今日は違う方向に向かっている。

あたしは気になって結平の後を付いて行くことにした。