ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

「また来ちゃった!」


数日後、またあの子が現われた。


「ありがとう。嬉しいよ」


と言いながら、心の中ではめんどくさそうにため息をつく。


「ちーちゃんのお友達?」


隣りから更にめんどくさい人が入ってきた。

あたしは何も言わずにその人を睨み付ける。


「君かわいいねー」


それに気付かず話を続ける。

いや、気付かないふりをしているのか。


「にしても、最近の子は発達が早いな~」


そのとき、この言葉を聞いてあたしの中の何かがプツリと切れた。