ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

「…やっぱり彼氏なんだ」


そう言われ、チラリと客の顔を見た。

目の前には気味が悪い先生が立っている。


「だから違うってば!」


そう、強めで答えた。

照れ隠しのためか、先生のしつこさに嫌気がさしたためか分からない。

ただ少し落ち着きたかった。


「はーい!俺、ちーちゃんの彼氏でーす!」


そんなとき、いきなりなれなれしく肩に手をかけてきた。