ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

「あの時はちーちゃんを子供として見ないとって思ってたからさ…こんなぬいぐるみあげちゃって…」

「……」

「だからアクセサリーとかの方が…」

「ヤダ!」


そう言って、結平からぬいぐるみを取り上げた。

そしてギュッと抱き締める。


「あたしはこれがいい!」

「でも…」

「このぬいぐるみのおかげで、今こうして結平と一緒にいられるんだもん…」


まるで子供のようにそう言うあたしに、結平は再びキスをした。

驚いて結平を見つめる。