ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

「黒沢…僕もぉっ…!」


あれからすぐに先生は近付いてきた。

婚約者なんかおかまいなし。

ただあたしと交じり合うために…


「はぁ…」


一段落ついてあたしはため息をついた。

隣りには気持ち良さそうに眠る先生。


「…この先生、ヘタすぎなんだけど」


ベッドから立ち上がり、脱ぎ散らかした服を着る。


『さようなら』


そうメモ用紙に書き残し、部屋から出て行った。