ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

それから結平と一緒に家に帰った。

結平が持つ袋の中には、妊娠検査薬が入っている。

結平とあたしの間には何も会話はなく、ただ無言で歩いて帰った。


「…はい」


家に帰ると、結平が妊娠検査薬をあたしに渡した。

お母さんは家にいない。


「使い方、分かる?」


優しく聞いてくる結平に、うなずいて答える。

あたしがそれ受け取ると、結平はリビングに向かった。

最後に結平の背中を見て、トイレの中に入った。