ド ロ ボ ウ ネ コ (改)

「…飽きてきたとこだったし、ちょうどいいよ」

「そんな…!」

「あんただって、あたしのおかげでいろいろ勉強できたからよかったでしょ」


愛美の彼氏はずっと下を向いたままで、何も答えない。


「それじゃ、愛美のこと大切にしてあげてね。あとこのことは言わな…」

「イヤだ!!」


いきなり大きな声を出した。

静かな公園に響き渡る。