さくら、ひらひら。




そうして泣き止んだところで、あたしたちは大の家に向かった。



「「卒業おめでとーう!」」


パンパンっとクラッカーの音が鳴る。

こんなハイテンションなのは大のお父さんとお母さん。



「あ、ありがとうございます…」

あたしもたじたじだ。


「もう、あんたたち3人はホントの子供みたいでねぇ…。大よりいい子だし」


「おいっ!」


「そうそう、こんなに可愛い娘二人とイケメンの息子が一人いるんだもんな」


「おーい、俺はー?」




何このアウェイ感!と大が叫んでまた笑いが起こる。



やっぱり楽しい。