「だから最後とかいうなよ!泣けるじゃん!…でもそれはいい考えかも!」 「うん、あたしもいいと思う!」 「俺も賛成」 「でしょ~」 この中で一番成績がいいのは聖治で、その次があたし。 優依と大はいつも赤点を取っている。 「ってか、お前ら補習ねぇの?」 「し、失礼な!」「ちゃんと終わらせてるよ!」 「……あったんだ」 そう言ってあたしたちはまた笑う。 すっごく楽しい。 「じゃ、何する?!」 「あ、これは?」 大が提案を出す。