なんとかお母さんの質問の矢をよけて、 あたしはベッドに入った。 ケータイの鈴を見る。 これが、最後、なんかじゃ無かったよ。 これからもいっぱい思い出 作れるね。 でも、あなたも大事にするからね。 鈴にそう心の中で話しかけてから あたしは落ちるように眠りについた。 次の日の朝。 制服を着て外に出て 聖治を待った。 約束の時間まで、 あと3分。