家に帰ると、やっぱりあたしは 自分の部屋にまっすぐ上がる。 「弥生、ご飯よ」 お母さんはあれからも変わらずあたしに接する。 それが逆に〝どうせコドモだから〟 そう思えて。 何がしたいのか、自分にはわからないけれど。 でも今はただ 自分の思うように進んでみたい そう思ったから 「…いらない」 バカなあたしは周りを拒否してしまうんだ。