そして、鏡に映る自分を見つめる。

 制服のリボンが曲がっている事に気

 が付き、真っ直ぐに直しておいた。



 「音羽ー!朝ごはんよー!」



 下からいつもの明るいお母さんの声

 が聞こえてきた。



 わたしはその声に返事をすると、部屋

 から出て、下に向かった。