「それで飛ばさなかったの?」
「うん」
結局、飛ばさなかった紙飛行機を持って教室に戻った。
そしたら那々が「なんで紙飛行機もって帰って来てんの?」って聞いてきたからさっき会った不思議な少年の話をした。
そして、さっきの会話に至る。
「ふぅん・・・、まぁいいや。次、美術だし移動しよう」
あんまり興味のなさそうな那々とは反対にあたしはあの少年が気になってしょうがなかった。
そのせいで作業する手が止まったり、先生の話を全然聞いてなかったりした。
放課後になって吹奏楽部の那々は部活に行ってしまった。
今日も一緒に帰ろうと約束してたので帰宅部のあたしは教室でケータイをいじっていた。
そしたら・・・
ガラッ
扉が開く音がして那々を期待しながら顔をあげた。
「なんだ、天音。まだいたのか」
先生かよ・・・。
「いちゃダメですかぁ?」
「悪くはないが早く帰れよ」
先生のちょっとしたお説教に「はぁい」と答えて視線を画面に戻した。
先生が扉に手をかけてから何かひらめいた。
「そうだ、天音。ヒマならそこの資料を準備室に返しておいてくれ」
「えぇ~、ヤですよ」
先生の頼みをあっさり断ったら先生はあたしの弱点をついてきた。
「うん」
結局、飛ばさなかった紙飛行機を持って教室に戻った。
そしたら那々が「なんで紙飛行機もって帰って来てんの?」って聞いてきたからさっき会った不思議な少年の話をした。
そして、さっきの会話に至る。
「ふぅん・・・、まぁいいや。次、美術だし移動しよう」
あんまり興味のなさそうな那々とは反対にあたしはあの少年が気になってしょうがなかった。
そのせいで作業する手が止まったり、先生の話を全然聞いてなかったりした。
放課後になって吹奏楽部の那々は部活に行ってしまった。
今日も一緒に帰ろうと約束してたので帰宅部のあたしは教室でケータイをいじっていた。
そしたら・・・
ガラッ
扉が開く音がして那々を期待しながら顔をあげた。
「なんだ、天音。まだいたのか」
先生かよ・・・。
「いちゃダメですかぁ?」
「悪くはないが早く帰れよ」
先生のちょっとしたお説教に「はぁい」と答えて視線を画面に戻した。
先生が扉に手をかけてから何かひらめいた。
「そうだ、天音。ヒマならそこの資料を準備室に返しておいてくれ」
「えぇ~、ヤですよ」
先生の頼みをあっさり断ったら先生はあたしの弱点をついてきた。

