君に嘘を捧げよう


「アヤネ!」

俺は昇降口でアヤネが待ってると『タクト』に言われたから、昇降口に全力疾走した。

そしてアヤネのところにたどり着いた。

「『タクト』?……じゃない、タクト…?」

なんか言い回しがややこしかったけど、気にしなかった。

「なんでタクトが…」

「アヤネ!!」

「はい!?」

「好きだ!!!」

「…え?」

突然で、アヤネはびっくりしていた。

「俺はアヤネに嘘ついてた。それは謝る…ゴメン。でも」

「?」

「こんな立場で図々しいけど…俺はやっぱりアヤネが好きで」

大切で。

「またタクトって呼んでほしくて…一緒にいたくて……」

それで…。

「付き合って、ほしいんだ…」

これが俺の気持ち。

嘘じゃない、正直な気持ち。