君に嘘を捧げよう


*カイ視点*

帰り道。俺はタクトと別れたあとすぐ、タクトをまた見た。

「なんやアイツ、反対方向いったがな…?」

忘れ物でもしたんかいな。

俺はそう思った。

「…ま、ええか」

そして俺は気にせず何事もなかったかのように帰った。