「いらっしゃいませ」 カウンターに立った俺は心、ここにあらず、といった状態だったかもしれない。 ふと考えると、夏休み中の俺の中心はレイだった。 それまで、寝て、起きて、バイトして、の繰り返しだったつまらない生活がレイと出逢って一変した。 寝て、起きて、バイトして、の生活に何も変わりはなかったのに、そこにレイがいるだけで毎日は、輝いていた。